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明治安田生命J2リーグ第41節 東京ヴェルディ戦 監督コメント

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 ○北野誠監督コメント

「ありがとうございました。今シーズンずっとこんな感じのゲームで、やはり最後のシュートであったり、そのシュートの前のラストパスであったり、そういう精度。リスタートのファーストボールは勝てるけどセカンドボールで押し込まれちゃう、そんなシーズンでした。本当に今日もそんなゲームだったと思います。ただサッカーというスポーツ・競技は点を決める事、点を守る事、そこなのでそこが出来ていなければ、やはりこのような成績になるのかなと思います。非常に、今シーズンみたいな、今シーズンの総括のようなゲームになってしまいました。残り1試合ホームで応援してくれている人たちの為にも、感謝の意を込めて、しっかり戦いたいと思います」

Q:攻めの形がコンパクトで良かったように思います。どのような指示を出されていたのでしょう。
「ヴェルディさん(東京ヴェルディ)は泉澤君か(泉澤仁選手)が入って"戦術泉澤君"になっているので。その彼が出ないということは4-3-3、4-1-4-1の教科書通りの攻め方で来るだろうと思いました。ですから、ボールを動かしながらでもボールを腰下に入れてくる。そのファーストボールを獲っちゃえば、ほぼ消えるぞと。あとは、4と5の間でここで誰をポイントに持っていくかが今日のカギだったと思います。最初の所ではやはり、泉澤君が出るっていう事で、アレックスかなと思ったんですけど、逆に香川君(香川勇気選手)が高い位置を今日はとってきたので、じゃあ香川君の背中、ポイントさえそこで作っちゃえばペナの角とか全て取れるっていうミーティング、トレーニングを今週はやってきました」

Q:試合前のアップでも短いパスのトレーニングをしている様にも見えました。
「いえ。ピッチも凄く滑るし、スリッピーなので。我々、そういうピッチでトレーニングをしたこともないし。そういう所でウォーミングアップは話しました」

Q:カマタマーレ讃岐を率いて5年。最後の90分どんなサッカーをしたいですか。
「何でしょう。この9年間しんどかったし。やはり守ってカウンターしか生き残る術は無かったので、そればかりやってきたけど。今シーズンは、自分たちでボールを握ろうという所をやって。今日みたいにボールを握れるけど最終的な所が出来なかったっていう所が僕の力の無さだったし。ただ、選手たちは一生懸命やろうとしてくれたし。それを何とかしっかりとやって、次の最終戦の京都戦に、今日みたいにボールを握れてる、ペースを持ってる、でも負けたじゃなくて。ボールを握れてる、ペースも握れてる、そして勝つという事を出来たら良いなと思います」

Q:原一樹選手が天皇杯も含めて東京ヴェルディ相手に通算12ゴール。ベンチスタートだった意図は。
「それは言えないです。(一同笑)ただ色んな問題があると思うんですよ。ケガ人も出てるし、ウチだけでは無いですけど。彼の年齢、最後のパワーを使う所で90分間は無理だと思うし。だったら若い選手を使ってヴェルディさんのラインとラインの空いた所で原一樹。そうすれば彼の一番おいしい所だと思うし。そこは僕の失敗で、ヴェルディさんはボールを奪りにきたけど奪れなくて、ずっと引いてたから。一樹にとってはちょっと残念だったかなと思います」