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【5/24天皇杯高知戦】米山篤志監督試合後コメント

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天皇杯JFA 第105回全日本サッカー選手権大会1回戦

vs 高知ユナイテッドSC

米山 篤志 監督 試合後コメント

―試合総括
よく追いついて、最後のPK戦までしっかり戦ってくれましたが、何も残すことができませんでした。残念ながら、ノックアウト方式というのはこういうことなのかなと痛感する試合でした。
ただ、敗戦のところに関してはPKの蹴る順番も私が決めたことです。選手たちも持てる力を最後に出し切ってくれたので、そこに関しては評価に値すると思っていますし、また次のリーグ戦のところに向けて再出発をしていきます。

―「何も残すことができなかった」というのは天皇杯で、ということだと思うが、リーグ戦を戦っていく上で収穫だったこと、課題であることは何かあったか
天皇杯も勝ち進むつもりで戦いましたし、1戦1勝、それを1つずつ繋げて次のヴィッセル神戸にぶつけていきたいと思っていました。あまりこのリーグ戦と繋げて考えることはまだしづらいところですが、自分たちの形を維持しながら、勝つことに最大限のパワーを傾けたということはリーグ戦にも当然通じるものがあるので、そういったところは」継続していきたいです。課題に関してはこれから分析を進めて、また次につなげていきたいと思います。
―リーグ戦に向けて尾を引いてしまう結果なのか、すぐに切り替えられるのか
もうこれはこれで大会も別のものなので、引きずるようなことはありません。
ただ激闘でしたので、コンディションのところは早く戻してもらいたいと思います。

―今日先発した松原選手の評価
厳しいようですが、彼も何も残せなかったということだと思います。
結果を残すチャンスはありましたし、意気込みも十分にありましたし、いいプレーもありました。
ただ、結果として勝利に導けなかったということだと思います。

―延長残り4分で追いついたことに底力を感じたが今日の収穫は
リーグ戦と考えると延長というものはないですが、90分が終わったところでまたパワーを出して、ゲームを諦めることなく、丁寧にプレーし続けて、自分たちで狙っていきたい。
背後のところから丁寧なラストパス、そしてフィニッシュができたことは良かったところかなと思います。

―今後積み重ねていきたいポイント
1番積み重ねたいのは勝点ですよね。
そこに向けてやはり堅い守備から先に点を取ることをやっていきたいなと思っていますが、今日に関しては、先に取られてしまったことで苦しい戦いになりましたので、そうならない展開を作っていくことがこれから積み重ねていくことだと思います。

―リーグ戦にはない延長戦、入る前にどんなことを話したのか
私からというより、選手たちのそれぞれの意気込みを話してもらいました。
試合の前に関しては、(松原)快晟が誕生日だったので、「この試合をどういう結果で終わらせたいのか、その決意表明をして、みんなで出ていこう」というところで始めましたし、延長に関しては、(岩岸)宗志に「そういう思いを聞いて、どうするんだこの試合。その思いの丈を言って、みんなで出ていこう」っていうことを話して延長戦に入りました。

―それを聞いてどうだったか
それぞれ思いの丈を話して聞いて、チームの士気を上げて試合に入ることができたと思います。ただその表現の仕方はまだ上手くなれるかなと思うし、そういうものがプレーにも繋がっていくのかなという風には少し感じました。彼らの持っているものは素晴らしいと思っているので、それをしっかりと披露して、結果もつかみ取っていけるように、1つこういったことも、彼らにとっていい経験にしてくれたらいいなと思います。

―延長戦、PK戦まで戦ったことはこれから活きてくるか
活きるかどうかはもうわからないですね。選手たちがどう受け止めて、どう繋げていくか、というところです。数年後か、数日後か、数週間後にひょっとしたら何かわかるのかもしれないですが、結果を残せていないので、何も残らないと思っています。
ただ、その痛みの中から何を引っ張り出すかというのは、選手たちがそれぞれ自分に矢印を向けて、どう活かしてくれるのか期待をしています。