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金鍾成新監督就任記者会見 議事録

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 7月10日に香川県高松市のレクザムホールにて行われました金鍾成新監督就任記者会見の議事録と会見動画をお知らせします。





【会見日時】 2025 年 7月10日(木) 16:00 開始 16:30 終了


【会見場所】 レクザムホール


【登壇者】


カマタマーレ讃岐 監督 金鍾成(キン ジョンソン)


カマタマーレ讃岐 代表取締役社長 増田 勝(ますだ まさる)


カマタマーレ讃岐 強化部長兼地域連携リーダー 竹内彬(たけうち あきら)





―代表取締役社長 増田勝 挨拶

ただいまご紹介賜りました株式会社カマタマーレ讃岐の増田でございます。


本日は大変お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。


また、平素は弊クラブに対しまして本当にご支援賜っていますことを重ねて御礼申し上げます。


シーズンの前半が終わりまして、ご承知の通り勝点17、20位という厳しい半年間となりました。そこで、後半戦に向けて新監督のもと戦っていくことを決断させていただきました。後半戦は前半戦以上に1つでも勝点を伸ばし、応援していただいておりますスポンサー様、ファン・サポーター、ボランティアの方々、また行政の方々に少しでも笑顔をお届けし、香川県に元気をお届けできますように頑張ってまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



―金鍾成 監督 挨拶

皆さん初めまして。金鍾成です。


1週間ほど前に連絡をいただいて、讃岐に来ることになりました。この置かれた状況を打開するために、選手・スタッフと一丸となって戦っていきたいと思っています。


まずは目の前のゲームに全力で向かって、勝点1でも積み上げていく、そこから今の降格圏から脱することが今1番大事なことだと考えています。


チームをどうするか、どの方向に行くかという、中期的なプランを持って進めていきたいと思いますが、今は正直そこも考えずに、目の前のゲームにどう全ての力を出し切って、ぶつかっていけるかというところにチーム全体の力を注いで、今週から戦っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。





【金鍾成監督・質疑応答】

―カマタマーレ讃岐の前半戦の試合はご覧になっていたか

今シーズン、J3の試合は何試合か見ていましたが、讃岐の試合全ては見ていません。前半戦の頭は「今年はそこそこ調子いいな」というイメージがありましたが、少し負けが続いた辺りは時間がなく、試合が見られませんでした。監督に就任するにあたり、直近3試合くらいは試合を見ました。





―チームの課題と可能性はどのように感じているか

まずは選手が持つ力を出してもらうこと、それが1番チームを変えることになると思います。あとはサッカーのやり方と僕が選手を見極められるかということが大事だと思っています。


今週からトレーニングを始めましたが、まずは選手が自ら積極的にプレーを変えていく、思い切ってやっていく。まずは持っているものを、今まで出せなかったことがあるのであれば、それをしっかり選手は表して、僕は引き出していきたいなと思っています



―チームの雰囲気はどうか

正直、まだ選手たちも固いですね。僕自身も今は「いい雰囲気で戦っていこう」という話はしていません。そこまで我々に今余裕はないであろうと思うので。まだ少し固い状況ですが、明後日のゲームになったら積極的にやれるように、短い時間でも準備したいと思います。





―現状の讃岐のストロングとウィークはどう捉えているか

正直、どういうプレーがということよりは、結果が出てないことで積極性を欠いてしまうのかなと。結果が出ている時はプレーが積極的に出てきますが、この今結果が出てない状況のゲームで、どう積極的にプレーをさせるかというところだと思っています。


個々人のレベルに関しては、我々が上回っているとか、下回っているとか、そういうことではないと思うので、どちらかというと今は気持ちの問題ではないかと思うで、その辺を促しているところです。





―目指すサッカーは

やはり選手たちが表現する場ですから、フィールドは。


そこで積極的に自分のストロングを表現して、ウィークをどうにか狭めて、個人個人がしっかりと戦う、それが1つになって、チームになって、90分のゲームを行う。


僕がやりたい、「攻撃的に行こうよ」というところを、選手たちがそれぞれの自分の特長を持って積極的にプレーをしてくれれば、必ずチームっていうのはいいチームになると思うので、その辺を大事にしています。





―ご自身に与えられたミッションをどう捉えているか

まずは降格圏を脱出することで多分次があるのかなと感じています。サポーターの方々も今の置かれた状況の中では、少しでも上がった後に次の話をしていこう、次のものを見ていこうとなると思うので、今は本当にそこ(降格圏からの脱出)しか見ていないです。





―3度目となるシーズン途中での監督就任、シーズン途中からチームを率いる上で気をつけるべきところは

求めるものに対して、時間がないのでどちらかというと今あるものから加速させていくということです。0からスタートさせることではなく。そう考えると、選手に対するアプローチが少し変わってくるのかなと思います。


具体的に言うと、自分の求めたいことというよりは、選手たちの意見を聞きながらやっていく感じになるのかなとは思っています。





―金監督のサッカーは攻撃的なスタイルが印象的だが、攻撃力をどうチームに浸透させていくか

大事なことは、やはり選手たちが「攻めたい」「点を取りたい」という気持ちになることです。ですが点を取るとこが1番サッカーにおいては難しいことなので、それがそのまま直接ゴールに結びつくかというとそう簡単ではないと思っています。


ただ、やはりサッカーにおいて点を取るということが1番見ていて面白い、やっていて面白いというシーンになると思うので、その気持ちを前向きにさせることが1番大事なことだと思っています。





―今回のオファーを受けた決め手

竹内強化部長からお話をいただいて、今までに対戦をした中でのことも含めて、選んでいただいたということを聞いて、自分の気持ちが前向きになったという部分があります。また、監督をするうえで、チームがいい状況か良くない状況かというのは、やってみなければわからないので、今の順位としては厳しい状況ですが、その辺は自分の判断には入ってこなかったです。話をもらってから、基本的には前向きに受け止めていて、決めるまではそう時間もかかりませんでした。





―変化させるために来たとリリースコメントにあったが、どう変化させどう結果を出すのか

結果はもちろん勝っていきます。変化というのはここまでも話に出ましたが、要は選手が変化するということです。選手にとってもシーズン途中で監督が変わった、今置かれている状況が最下位だということ、自分たちが変わらなければいけないという思いの中で、選手たちと初めて話した時に話しましたが、やはり受け身にならずに、自分たちがこの状況で何をするのか、選手たちが主体的な立場に立った時に、チームというものは動き始めると思います。選手たちがより今の状況で積極的に「自分がやっていくんだ」というマインドに変えることが、自分の中では変化だとは思っています。





―12日の初陣は何を見てほしいか

「何が変わったんだろう、この1週間で。」そういう思いでサポーターの人たちはスタジアムに足を運ばれて、テレビで報道されると思いますが、そういう中で少しずつ変わっていくところを見せていくのが我々のすべきことであって、結果的に勝点を積み重ねていくっていうことだと思います。チームの変化を見ていただいて、また次に期待をしてもらってという繰り返しを続けていければと思います。





―フォーメーションは今まで讃岐ができたのをそのまま行くのか、少しいじるのか。

もちろん変えることも念頭にやっています。僕自身はフォーメーション4-4-2を基本にやってきましたが、昨年はFC琉球で後ろ3枚と4枚をゲーム中にも変えながらやっていたので、選手たちを見極めながら変わっていく可能性もある、もしくは変わらずにそのまま行く可能性もあるというところだと思います。